FXって難しいですか?
それとも簡単だと思ってますか?
あるアンケートを弊社のとあるコミュニティ内で行ったのですが、実に驚くべき事実が、いくつも明らかになりました。
「多くの勝てない人たちが、FXを難しく考えすぎている…」
そのことが痛いほど伝わってきました。なので、そのアンケート結果から、FXは難しく考えすぎないからこそ勝てる理由を、この記事で明確にあなたにお伝えしていきます。
まず最初に驚いたことは、ほぼ全員に近い人たちが、インジケーターを使わなければ勝てないと回答してきたことでした。きっと、難しく考えすぎないためにインジケーターを使おうという事でしょう。
結論から言えば、インジケーターを使わなくても十分に勝てます。実際に、インジケーターを何も使わない方法で、たった2本のラインを引くだけで勝率が8割を実現できる方法さえあるのです。
それは嘘ではありません。なぜなら、それは僕だけじゃなく、その方法を教えた人たちも僕と同じように勝率8割を実現できているからです。もちろん、損失値幅よりも利益値幅のほうが大きいので、損小利大の方法ですから、リスクリワードも問題ありません。
「インジケーターを使う理由は何ですか?」という質問に対しては、売買タイミングを図るためという回答が8割ありました。つまり、インジケーターの何らかの動きを見て、それを売買する際のシグナルにしているということでした。まあこの質問に対しては、予想通りの答えでした。
でも、回答の中には、「ただ何となく表示させているだけ」という回答もありました。つまり、何らかの判断に役立てようというのではなく、ただ何となく表示させているということです。
おそらく、使い方がよく分からないけど有料で購入したインジケーターだからとか、そのような理由で表示させているだけなのかもしれません。FXを難しく考えすぎないためには、使わないインジケーターを表示させる意味はありませんね。
でも、次の質問の回答には驚きました。「そのインジケーターを使いこなせていますか?」という質問に対して、なんと使いこなせていないと回答してきた人が9割もいたのです。
インジケーターを使わなければ勝てないと思うからチャートにインジケーターを表示させて、インジケーターで売買の判断をするためにチャートに表示させている。それなのに使いこなせていない?
え、ちょっと待って・・・それって、意味ないじゃーん!
FXを難しく考えすぎないためにインジケーターを使おうしているのでしょうが、表示しているインジケーターを使いこなせないなら、FXは余計に難しいものになってしまいます。
料理には調味料が使われますが、調味料を使いすぎると、素材そのものの味が分からなくなってしまう時があります。FXで使うインジケーターも調味料と同じようなものです。実は、相場の純粋な値動きを見えなくしてしまうのがインジケーターなんですね。
しかも、そのインジケーターを使いこなせていないなら、なおさら、機関投資家などのプロが95~96%の取引比率を占める巨大な為替相場で、勝てるわけがありません。巨大な為替市場の中では、個人トレーダーの取引比率は、わずかに4~5%しかないのです。だから、我々が挑む相手は常にプロたちです。
いくつもの調味料を使わなければ仕上がらない料理なら、そもそも素材である食材が何なのかが分からなくなるでしょう。FXもまったく同じです。インジケーターに頼れば頼るほど、値動きに対する判断がつかずに、難しく考えすぎないFXからは余計に遠ざかることになってしまうのです。
役に立たないものを表示させておくことに意味ありますか? なので、もし役に立たないと思うなら、そのインジケーターは表示させないでください。それが、FXを難しく考えすぎないためには必要な事だと思いませんか? チャートを複雑なものにする必要なんてないのです。
そして、もし今までと同じようにインジケーターを使い続けるなら、そのインジケーターの役割を熟知して、ちゃんと売買判断で使いこなせるようにしてください。しかも、どのようなインジケーターを使うにせよ、根本的にインジケーターとはどういうものなのかを知っておく必要があります。
インジケーターは遅行指標です。つまり、値動きに遅れて表示されるものがインジケーターです。過去の値動きを統計したデータや数値をチャート上に示すので、値動きからは遅れて動くものなのです。
たとえば、インジケータの代表格である移動平均線で、仮に設定値を20本にしたとするなら? 過去20本分の値動きのデータから、今の移動平均線の位置が決まるわけです。つまり、「値動き → 移動平均線」ということで、値動きありきの移動平均線だということです。
「移動平均線 → 値動き」ということはあり得ないわけで、値動きあってこその移動平均線なんですね。しかも、ほとんどのインジケーターが移動平均線と同じように、過去の値動きを基にして数値化されることになります。すなわち、それがインジケーターが値動きに遅れて動く遅行指標だという意味です。
だから、インジケーターで未来の値動きが決まるわけではありません。なので、インジケータを過信することはダメ。インジケーターは、そういうものだと理解した上で使う必要があります。インジケーターが遅行指標であることを理解していなければ、FXを難しく考えすぎないことは難しくなってしまいます。
もちろん、僕はインジケーターを頭ごなしに否定しているわけではありません。僕自身も、インジケータを使って判断をするトレード手法をいくつか使うので、その点は誤解してほしくありません。つまり、使いこなせていて、それでしっかりと利益を上げられるなら否定はしないということです。
すなわち、インジケーターを使う使わないの問題ではなく、使いこなせているか使いこなせていないのかの問題だという事です。インジケーターを使う事で、FXを難しく考えすぎないようになれるなら、それはそれで否定などするつもりはありません。
エド・スィコータって知ってますか? その人物の事を知れば、難しく考えすぎないためには、余計なものを剃り落とす重要性を、きっと理解していただけるでしょう。名著「マーケットの魔術師」で、エド・スィコータは次のように紹介されていましたので、以下に引用して紹介します。
「一般の人たちにだけでなく金融業界の中でも全く知られていないことだが、エド・スィコータの業績は、明らかに我々の時代の最高のトレーダーの一人と位置づけられるものである。スィコータが運用した口座は、実に驚くべき利益率を記録した。
例えば、1988年中頃には、1972年に5000ドルで始めた顧客の口座は25万%を超えるまでになっていた。その期間引き出されたお金を含めて計算すれば、理論的には数百万%になっていた。私の知る限りでは、同じ期間における運用でこの記録を上回った者はいない。」
その稀代のスーパートレーダーが、名著「マーケットの魔術師」の中で「我々が分析の対象とするファンダメンタルズは、通常既に相場に織り込まれているので、あまり役に立たないと思う」と述べていました。つまり、エド・スィコータにはファンダメンタル分析は必要なかったのです。
その事実からも言えることは、FXで勝つための秘訣は難しく考えすぎない事です。余計なものは外し、判断をよりシンプルに磨き上がていく必要があるということです。世間で重要だと思われていたファンダメンタル分析を外したエド・スィコータのケースのようにです。
僕自身は、純粋なテクニカルトレーダーとも言えず、ファンダメンタル分析も必要としています。僕の場合は、ファンダメンタル分析で売買判断をするわけではありませんが、大局観の判断をファンダメンタル分析で行っているからです。
為替相場は予想と結果の乖離で動いています。いや、正しい表現を用いれば、予想と結果の乖離で動かされているのです。もちろん、動かされているのはトレーダーの心理状態のことであり、恐怖心や高揚感という感情で動かされているということです。
特にサプライズ的なニュースや出来事が起きた時の値動きが、そのことを如実に表しています。ポジティブサプライズやネガティブサプライズは、相場参加者の心理状態に大きな影響を及ぼすのです。つまり、我々の心理が揺さぶられるから相場は大きく動くことになります。
つまり、FXを複雑に考えたり、難しく考えすぎる必要は何もないということです。インジケーターを使うから勝てるわけでもないし、複雑に考えるから勝てるわけでもないのです。大切な事は、予想と結果の乖離で相場参加者の心理が動かされる。そのことで値動きが起きる。
為替相場を動かしているのは、インジケーターでもなく、ニュースでもありません。結局は集団心理によるものです。負けたくない、損したくない、勝ちたい、儲けたいという人の心理が相場を動かす最大の燃料です。そのことをどうか今後は強く意識してください。
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この記事が、あなたの今後の利益に結び付くなら嬉しい限りです。