メンタルが知識やスキルよりも重要な理由

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メンタルが知識やスキルよりも重要な理由

FXでは「メンタル」が、知識やスキルよりも重要?

 

それはなんでだと思いますか?

 

メンタルについて語る前に、FXに対する知識やスキルが身に付いていなければ、どうにもならないじゃないか!

 

確かに、それはその通りでしょう。

 

ですが、知識やスキルだけが身に付いていても、勝ち組のメンタルが備わっていなくては勝てないのです。

 

そのことを、この記事では分かりやすくお伝えします。

 

FXでメンタルは、なぜ重要なのか?

FXでメンタルは、なぜ重要だと言えるのでしょうか? それは、ジェシー・リバモアの言葉を知れば納得できるのかもしれません。

 

エドウィン・ルフェーブルの著書「欲望と幻想の市場―伝説の投機王リバモア」の中に、次のようなジェシー・リバモアの言葉が紹介されていました。

 

ウォール街に、あるいは投資・投機に新しいものは何もない。ここで過去に起こったことは、これからもいく度となく繰り返されるだろう。この繰り返しも、人間の本性が変わらないからだ。

 

人間の知性の邪魔をするのはつねに、人間の情報であり情動である。私は以上のことを確信する。

 

FXは心理戦の様相が強いからこそ「メンタル」が重要

ジェシー・リバモアの言葉は、相場という世界の核心を突いています。要するに投資や投機は、技術うんぬんの勝負というよりも心理戦の様相が強いということです。

 

何かしらの指標発表のサプライズ。突発的な報道に対する同様の値動き。そのようなものは過去から現在に渡って頻繁に繰り返されています。天井を示唆するダイヤモンドパターン。急降下したセリングクライマックスの値動き。それらも過去から相場の天井や底で何度も何度も目にしてきました。

 

なぜそのような値動きが、頻繁に繰り返されるのかの理由は、たったひとつしかありません。それは、人の心理的な作用は昔も今も変わらないからです。

 

頭が良いだけで勝てるなら、東大生なら誰でも勝てるのか?

知識が優れた者だけしか相場では勝ち残れない。もしそうであれば、相場は東大卒の人たちで溢れているはずです。スキルが高い者だけしか相場では勝ち残れない。もしそうであれば、経験の長い者はほぼ全員が勝てているはずです。でも実態はそうではありません。

 

僕自身は今の時点で相場を34年間経験してきました。でも、僕が卒業した大学は、偏差値が50をそこそこ超えたくらいの一般的なレベルの私立大学です。

 

相場の知識が豊富でも、、、 スキルをそれなりに身に備えた人でも、、、 思うようにトレードで収益を上げられない人はたくさんいるのです。つまり、勝ち組トレーダーになるために絶対に欠かせないもの。それは知識でもなくスキルだけでもないということです。

 

FXはとにかくメンタルやマインドセットが重要な理由

もちろん、知識やスキルはないよりもあったほうが良いに決まっています。でも、それだけではダメで、絶対的に必要なものはメンタルや正しいマインドセットです。

 

メンタルやマインドというと抽象的すぎるので、伝わりにくいのかもしれません。つまり要するに、勝ち組と負け組の差とは心理的な部分によるものが大きいということです。

 

驚くのではなく驚かない。

 

慌てるのではなく慌てない。

 

焦るのではなく焦らない。

 

一喜一憂するのではなく一喜一憂しない。

 

追い掛けるのではなく追い掛けない。

 

待てないのではなく時を待つ。

 

勝ち組のメンタルやマインドセットとは、そのような状態があたりまえなのです。それらは知識やスキルだけで、どうにかなるものではありません。考え方や心構え的な部分によって、もたらされるものなのです。

 

だとすれば、勝つためには何を磨くべきかが、しっかりと理解できるはずです。心の存在を意識して、勝ち組のメンタル、正しいマインドセットを身に備えましょう。

 


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