大局観とサイクルの判断をFXで簡単にする方法

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大局観とサイクルの判断をFXで簡単にする方法

大局観とサイクルの判断をFXで簡単にする方法はあるのでしょうか?

 

大局観とは、値動きの全体像を捉え、俯瞰的な視点から状況を見通す判断のことです。

 

つまり、FXで利益を上げるためには欠かせない判断です。

 

大局観の把握ができなければ、トレンドを読むこともできません。

 

そして、サイクルとは値動きが循環することを言います。例えば、上昇から下落であれば、「安値-安値サイクル」と呼ばれる事が一般的です。

 

では、大局観とサイクルの判断を簡単にする方法はあるのでしょうか? そのことについて、これから説明していきます。

 

大局観とサイクルを複雑に考えすぎる必要はない

実は大局観を把握することは、慣れればそれほど難しいことではありません。なぜなら相場には、値動きのサイクルが存在しているからです。サイクルとは循環のことです。

 

サイクルというものを細かく分類すれば、いくつものサイクルに分類することができます。あなたもいくつかのサイクルの名前は耳にしたことがあるかもしれません。

 

例えば、プライマリーサイクルやメジャーサイクル。トレーディングサイクル、コンドラチェフサイクルという言葉を聞いたことがある人もいるかもしれません。

 

ですが、サイクルというものを難しく考えする必要はありません。

 

サイクルをシンプルにして、大局観を把握する

サイクルをもっとシンプルに分類するとすれば、4つのサイクルに分けることができます。相場の値動きを難しく考えることはありません。

 

相場には成長、成熟、下落、低迷のサイクルがある

 

成長した相場が成熟期を迎えて、そして下落をして低迷期を迎える。つまり成長→成熟→下落→低迷。その4つのサイクルが循環して、値動きが進行していると考えるだけでよいのです。

 

期間が曖昧なサイクル理論を当てにするよりも…

「えっ? それだけ?」

 

あまりにも当たり前なことすぎて、そのように思うかもしれません。でも、この当たり前なことを意識してトレードしている人は少ないのです。

 

もちろんカタカナで示されるような聞きなれない名前のサイクルを否定するわけではありません。

 

例えばプライマリーサイクルであれば、約18週間を一つのサイクルとして見ます。ですが、必ず18週間で値動きのサイクルが起きるのではありません。15週間から21週間の期間で一つのサイクルを形成することは頻繁にあるのです。

 

つまり、サイクルといえども期間が必ず決まって一つのサイクルが形成されるわけではないのです。だから、サイクルというものは曖昧なのです。

 

大局観の判断は4つのシンプルなサイクルでも十分な理由

横文字の難しい曖昧なサイクルに注意を払うのではなく、シンプルな4つのサイクルに注目をするようにしてみてください。

 

相場の成長、成熟、下落、低迷の4つのサイクルを常に意識をして、相場を眺める癖をつけることを心掛けてみてください。

 

そのようにサイクルをシンプルに判断することができるようになれば、成熟市場で売りを仕込み、低迷市場で買いを仕込む。そして、成長市場や下落市場でリスクは限定したままに、ポジションを積み増ししながら利益を大きく膨らます。

 

そういうトレードを実現させることも可能になるのです。もちろん、4つのサイクルを見極めることは経験値が必要です。

 

だから、もし今あなたが、自動売買や何かしらの機械的なトレードしかしていないのであれば・・・ 今からでもすぐにご自身の裁量判断での取引も行うようにしてみてください。

 

プライマリーサイクルやメジャーサイクルといったような小難しいサイクル判断は、シンプルな4つの判断ができるようになってからでも十分です。まずは基本として活かせるようになりましょう。