YWCトレードロジック事業部の若尾 裕二です。
この記事では、リチャード・D・ワイコフによる
相場の格言をお届け居ます。
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見込まれる利益がリスクの数倍はなければ、
投機的取引を行うべきではない。
そして取引のときにはリスクを限定すること。
(リチャード・D・ワイコフ)
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ベテラントレーダーであれば
この記事で紹介する格言は当たり前のように
常日頃から意識はしているはずです。
ですが、まだ初心者に近い人や
継続的に勝つことができない負け組には
実現はできていないことを示した格言です。
つまり、この格言は簡単に言えば
損小利大のトレードしか
行うべきではないことを述べているのです。
そして、損小利大のトレードを実現するためには
リスクを必ず限定させる必要があることを示しています。
リスクをどれだけ許容するのかを
あらかじめ限定して決めておかなければ
利益がリスクの何倍になるのかも
見込めないことになってしまいます。
初心者に近い人や勝てていない人は
リスクリワードには目を向けることはなく
ただ損失を回避することだけを
考えてしまう傾向にあります。
損失を受け入れたくないために
「損切りをしない」、というか
「損切りを避けよう」としてしまうのです。
損切りのためのストップ注文を
まったく置かない人もいますし、
ストップ注文を入れても値が近付いてくると
その注文を遠ざけてしまう人さえいます。
すなわち、最初は意気揚々と
利益を上げることばかりを考えているのですが、
トレードしているうちに
損失を回避することばかりを
考えるようになってしまうのです。
勝ち組は自分の意に反する値動きであれば
サッと損切りをして僅かな損失を確定させますが
負け組は自分の意に反する値動きであれば
無意識のうちに利益を得ることを忘れてしまい
時間を掛けても損失を回避しようとします。
負け組は時間が掛かっても損失が回避できれば
「ああ良かった」と胸をなでおろします。
でも、その間にひたすら勝ち組トレーダーは
自分の意に反する値動きであれば
サッと損切りをして僅かな損失を確定させ
利益が得られる時にはそのリスクの何倍も
利益を上げるトレードを繰り返しているのです。
それが相場に参加する者たちの実態なのです。
まさに負け組のトレーディングとは
以上のようにただ損失を回避しようと
するだけのものだとも言えるのです。
すなわち、もしあなたが日々のトレードで
損失を避けることに喜びを感じてしまうのであれば
根本的に己自身のトレードのやり方を
考え直さなければいけないということです。
そのことに気付いて方向転換できた者だけが
その後の勝者に近付けるというわけです。
もし今まであなたのトレードが
思うような実績とは掛け離れていたのであれば
それは間違ったことをしていたからです。
それ以外の理由なんてありません。
ですから、もしあなたが負け組から
一瞬で抜け出したいということであれば、
小さな損切りを徹底する方針への転換に
今すぐに舵を切り直してみてください。
結果を変えるためには
今までとは違うことをするだけです。
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