「なぜ、買えば下がる? 売れば上がる?」の根本的な解決策について

目安時間:約 7分

「なぜ、買えば下がる? 売れば上がる?」の根本的な解決策について

自分が買えば値が下がって、自分が売れば値が上がる。多くの相場参加者がそういう経験をしていますが、あなたはいかがでしょうか?

 

僕自身、今は為替相場を主戦場としています。ですが、もともとは1991年(平成3年)に株式投資から投資を始めました。

 

そして、特に最初の頃にはよく、僕自身も「買えば値が下がり、売れば値が上がる」を経験しました。なぜ、多くの人たちがそんな経験をしてしまうのでしょうか?

 

その原因を明確に示すと共に、根本的な解決策を、この記事でお伝えしていきましょう。

 

買えば値が下がり、売れば値が上がる。ズバリ、その原因は…

 

僕自身が、買えば値が下がって、売れば値が上がる原因に頭を悩ませていました。でも、その原因を酒田五法に関する本を読んでいた時に、ある格言と出会うことでやっと知る事になりました。その格言とは…

 

相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中に育つ。 楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えてゆく。

 

心理的なタイムラグの存在

 

この格言を初めて僕が見た時は、それぞれの言葉の意味は分かれども、その中にどのような真意が含まれているのかを、まったく理解することができませんでした。ですが、時間の経過と共に、その格言に含まれている真意を心から理解することができたのです。

 

「買ったら下がるし、売ったら上がるし。まるで自分が持つポジションを誰かに見透かされているようだ。」 そのようなことを口に出す人が相場には溢れ返っています。もしあなたがそうであるなら、ぜひ今後はしっかりとこの格言を心に刻んでもらいたいのです。

 

なぜなら、この格言は、「心理的なタイムラグが存在している」ということを如実に含んでいる格言だからです。

 

有名な相場の格言に含まれた真意とは?

 

多くの相場参加者が悲観した見方をまだしている段階で、新しい上昇のトレンドが生まれ始めます。そして、下落の中での単なる戻り相場だと思う人が多い中で、トレンドは既に育ち始めているのです。つまり、大衆はまだ新しい上昇の値動きには懐疑的な見方をしているということです。

 

そして、大きく伸びていく値動きを見て、懐疑的な見方をしていた人が徐々に新たに買いのポジションを建て始めるのです。でも、その行為は既に時遅しです。多くの人が楽観した見方をするようになった段階では、既にトレンドは成熟している段階に突入をしているのです。

 

ですから、トレンドはそれ以上に長続きをすることはありません。上昇トレンドだとやっと認識を改めて新たに参戦したトレーダーたちが大勢いる中で、彼らの幸福感と損切りを巻き込みながら、相場は新たな局面へと突入していき、大きく下げ始めていくのです。

 

要するにFXで勝てない原因はタイムラグを意識していないから

 

以上のように、勝ち組側と負け組側の間にはタイムラグというものが常に存在をしています。一言でいえば、「大衆は一手も二手も遅い」ということです。

 

ほとんどの相場参加者が、トレード判断にインジケーターを用いていますが、そのことも悪い影響を及ぼしています。その理由は、インジケーターは基本的には遅行指標であるからです。

 

インジケーターは設定した期間の過去の値動きに対して、今の相場の状態がどのような状態にあるのかを、数値的にただ単純比較をしているだけのものを、チャート上に示しているだけの役割にしかすぎません。

 

すなわち、あくまでも設定した過去の期間に対しての比較なので、当然にして、これから未来の値動きを予想できるものではないということです。

 

そのことをまったく意識をせずにインジケーターに頼りきっているトレーダーが、とても多いのが実態なのです。つまり、インジケーターの分析には、必ずタイムラグが存在しているということを認識していない人がとても多いということです。

 

FXで多くの人がはまり込むインジケーターの罠とは?

 

インジケーターも何も表示させずに裸のチャートだけでは自信をもって値動きを判断することができない。そのように言う人は多いのですが、インジケーターに頼りすぎるトレーダーはインジケーター信者とも呼ばれています。

 

もちろん、インジケータを使ったトレードを全面的に否定しているわけではありません。ですが、相場の未来の値動きとインジケーターが表示をするものの間には必ずタイムラグが存在しているということ。

 

そして、相場の値動きと大衆の心理面には常にタイムラグが存在しているということを常に意識することは欠かせないことなのです。それらのことを、あなたが今後勝ち続けるために僕はヒントとしてお伝えしたいのです。

 

まとめ

 

常に、あなたが買えば下がり、そして売れば上がるのであれば、あなたは常に間違っているということです。そして、その根本的な原因となるものが、タイムラグに対する認識不足であるというわけです。

 

この記事で紹介をした格言は古くから言い伝えられている格言です。相場におけるタイムラグの存在を、これほど分かりやすく表現した格言は他には見たことも聞いたこともありません。

 

ぜひ今後はこの格言の真意を意識して、日々のトレードに励むようにしてくだされば幸いです。
 


 


【難しくない方法で勝つFXに興味ありますか?】全3回のオンライン無料講座

ガチ@コー|YWCトレードロジック事業部:若尾 裕二

【メールアドレスの登録は不要】クリックしてウェブセミナー動画を今すぐにご覧ください!

「5つ+1のFX教材」無料プレゼント|FXトレーダーブログ|YWCトレードロジック事業部:若尾 裕二

この記事に関連する記事一覧

目次【掲載カテゴリー一覧】