会社員のトレードスタイルには、どのようなものが最適なのでしょうか?
その答えを先に述べるなら、生活スタイルに負担が掛からないトレードスタイルを選ぶ必要があります。
FXは土日以外には、基本的に24時間取引するチャンスがあります。でも、株式市場はそうではありません。
たとえば、株式市場では一日の取引時間がとても短い時間に限定されています。平日の午前9時から11時30分までが前場で、午後12時30分から15時までが後場です。なので、実質的には僅か5時間だけしか取引する機会はありません。
僕自身が投資家デビューした1991年(平成3年)は、前場の時間は11時まででした。なので、今よりも更に短い取引時間でした。
その点、為替相場は株式市場と比べると平日は休みなしで動いています。なので、取引可能時間は圧倒的に長いです。
ならば、会社員のトレードスタイルなら、どのようなスタイルが最適なのでしょうか? そのことを考えてみました。
FXは取引する機会が長い事もあって、とても人気の高い金融商品に育ちました。そのため、会社員でも平日であれば、夜の帰宅後に毎日でもトレードをすることが可能です。
でも、昼間に会社で働いていて、帰宅後にトレードをやるのは、とてもしんどいのではないでしょうか? 昼間の仕事で体はもちろん、頭も心も疲れて果てているので、集中力も長続きしないことでしょう。
そのような状態で取引をしたら、どうなるでしょうか? 当然にして判断力も鈍っているでしょう。さらに、単純な発注ミスも多くなりがちになるのかもしれません。
会社員トレーダーの中にはそんな状態でも、夜間にスキャルピングトレードで稼ごうとする人もいます。でも、残念ながらスキャルピングでしっかりと稼げている人は僅かな少数派のみです。
とても残念なことです。でも、これがサラリーマントレーダーの実態です。
その一方で、会社員トレーダーでも、もっと長い時間スパンでトレードをしていて勝っているもいます。実際にそのような人たちは、数日間ポジションを保有するスイングトレーダーに取り組んでいます。
もちろん、スイングトレードで勝つためには、しっかりとした知識とスキルと経験は欠かせません。
スイングトレーダーであるなら、会社に出勤する前にチャートを確認する人が多いです。
数日間でのスイングトレードであれば、買い相場か売り相場かの環境認識判断は、そんなに毎日コロコロと方向性が変わるものではないのです。スキングトレーダーであれば、そのようなことは認識しています。
なので、スイングトレーダーが毎朝やることは、保有しているポジションの管理。それから、新たに仕掛けることができる通貨ペアがあるかどうか? そのような判断をすることぐらいです。
他にも会社員トレーダーでデイトレードをしている人もいます。デイトレードは宵越しのポジションを持たないトレードのやり方です。
会社勤めをしながらも時間的にも負担なしにデイトレードで稼いでいる会社員も実際には存在しています。
まさに様々なトレードスタイルがあります。ですが、どちらにせよ効率よくしっかりと勝ち続けていくためには、常に把握をしておかなければいけないことがあります。
それは、スキャルピングであろうが、デイトレードであろうが、スイングトレードであろうが、、、 どのようなトレードスタイルにおいても効率よく相場から利益を上げるためには絶対に欠かせないものがあります。
それは、「FXトレーダーは常に何を把握しておかなければいけないのか?」ということです。
この質問の答えについて、あなたはどう思うでしょうか? あなた自身のトレードスタイルによっても、その答えは変わってくるでしょう。どうか生活に負担の少ないトレードスタイルを、まずは選択することが先決です。
それから、あなたが常に把握しておかなければいけないことは何なのか? その答えを考えてみてください。