損切りがFXではなぜ重要なのか?

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損切りがFXではなぜ重要なのか?

損切りがFXではなぜ重要なのか?

 

そんなこと考えたことありませんか?

 

損失を確定する行為には痛みが伴います。金銭的な痛みはもちろん、精神的な痛みを感じることもあります。

 

しかも、損する金額が大きくなればなるほど、損失の痛みは増大します。

 

でも、安心してください。損失を嫌うことは普通の事だからです。ですが、勝ち組になりたければ、それではダメなのです。

 

その理由について、この記事では解説していきましょう。

 

絶対に守らなければいけない損切りの絶対ルール

ブラッドリー・フリードは「超カンタン アメリカ最強の投資理論」の中で、次のように述べていました。

 

トレードするときは「どこで損切りするか」を必ず意識して、そのルールを破らないことを絶対のルールとすべきなのです。

 

ブラッドリー・フリード氏じゃなくても、あたりまえのように言われていることです。でも、実際はどうでしょう?

 

「どこで損切りするか」を意識していますか? 損切りのルールを破ってはいませんか?

 

利益は相場次第、だが損失は自分で決められる

損切り撤退する値位置をあらかじめ決める。そして、その値位置で損切りすることを絶対に守る。

 

そのことは、FXで利益を上げ続けるためには、基本中の基本とも言えるべきものです。どこで損失を確定させるのかということはとても重要なことです。なぜなら、利益は相場次第なので確実性に欠けるもの。

 

ですが、損失はあらかじめ自分自身で決めることができるものだからです。だからこそ、まずはその自分自身で決められる損失を、あらかじめ限定してしまう。そのことが何よりも重要なことなのです。

 

損失の可能性から考慮する「リスクファースト思考法」

たとえば、あなたが何かしらの通貨ペアでエントリーを検討しているとしたなら? あなたが真っ先に考えなければならないこと、、、 それは、このトレードを仕掛けることによって、いくら損する可能性があるのか?ということです。

 

そのような思考法を「リスクファースト思考法」と言います。つまり、まずは期待できるリターンではなく、リスクについて考えるべきなのです。

 

そのことにより「仕掛けるのか仕掛けないのか?」「ポジションサイズはどれくらいに抑えるのか?」 そのようなリスク面についての考察を優先させるのです。

 

そして、その後に「どのくらいまで値動きが進みそうか?」「リミットはどこに置くのか?」 そのことを検討します。そして、あらかじめ決めた損失に対して、有利なリターンが得られそうだ。そう自信を持てたなら、実際に仕掛けすることになります。

 

損切りで絶対的にやってはならないこと

特に、まだトレード経験が浅い人は、損切りで絶対的にやってはならないことを知っておいてください。

 

最初に決めた損切りの値位置に値が近付いてきたら、損切りをさらに遠くへ離してしまう。それは絶対にやってはいけないことです。その部分に規律を持ってのぞめない。もしそうだとするなら、今すぐにFXはやめることをお勧めします。

 

なぜなら、決めたことが守り通せないということは、規律がない状態だと言えるからです。決め事を簡単に破ってしまうようでは、、、 いつまでたっても規律ある行動が身に付くことはありません。

 

もし、あなたがいま思うように勝てていないなら? ご自身のトレードで損切りがしっかりと徹底できているのか? まずはそのことを考えてみてください。

 

損する金額は自分自身であらかじめ決める。だから、損切りを徹底する。そして、その決めたことを絶対に守る。勝つためにはまずはそこから始めるようにしていきましょう。