カモられることがFXで珍しくない?
それはなぜだと思いますか?
どんなときにカモられたと感じることがありますか?
僕自身はストップ狩りにあったと思った時に「カモられた!」と感じることがありました。
この記事では、FXでカモられることが珍しくない理由についてお伝えします。
マイケル・スタインハルトは、著書「NO BULL ノー ブル 天才ヘッジファンドマネジャー マイケル・スタインハルトの自叙伝」の中で、次のような事を述べていました。
売ったり買ったりするときには、人生の大半を賭けて努力している連中と競争しているのだと認識することです。あらゆる瞬間に彼らプロがあなたの売買の反対側にいて、結局あなたは打ちのめされるのです。
相場には勝ち組と負け組が存在しています。そして、その両者の力量の差が顕著に表れるのが相場なのです。
人生には、幼稚園、小学校、中学校、高校、大学、社会人、、、と、それぞれのステージがあります。でも相場には、そういう分け隔てはないのです。FXを今日から始める初心者であろうが中級者だろうが上級者だろうが関係ありません。
みんな同じひとつのマーケットで、お金の奪い合いを繰り返しているわけです。
「人生の大半を賭けて努力している連中」とは、FXで生計を立てている人間であったり、顧客資金の運用をまかされているようなファンド勢などのことです。
当然にして「うまく儲かったらいいなぁ」くらいの腰掛け程度のマインドの持ち主なら? 人生の大半を賭けて努力している連中に勝てるわけありません。だから、そういう人たちが相場でプロにカモられるのです。
すなわち、相場でカモにされたくなければ、最初からFXなんてやらないでおくか、真剣にやるかのどちらかしか道はないのです。
誰もが簡単にお金を稼げるのであれば、それはマーケットの消滅を意味することになります。なぜなら、みんな同じ方向にしか仕掛けなくなるからです。
つまり、需要と供給のバランスは崩れて、買う人しかいなくなる。売る人しかいなくなる状態になってしまうのです。そうなるなら株式相場でのストップ高やストップ安が永遠に続いてしまうような状態です。
買いたいのに買えなかったり、売りたいのに売れなかったり。そんな状態になってしまえば売買益を得ることは不可能になります。相場が存在する理由が根本的にもなくなってしまいます。
でも、そういう状態は為替相場では長続きはしません。だから常に値動きが上下動を繰り返すのです。ということは、常に相場にはカモられる側とカモる側の人間が存在をしているという事実を物語っていることになります。
もし真剣にFXで、これからもお金を稼いでいきたいのであれば? それ相応の努力は必要になってくるでしょう。どれだけ才能がある人でも、才能の上にあぐらをかき続けているようでは努力を継続して真剣にやり続ける人間には必ず負ける日が訪れるのではないでしょうか?
だからもし、これからもFXで勝ち続けたければ、それなりの努力は惜しまないようにする必要があると僕は思っています。