トレードルールをFXで絶対に守らなければいけない理由

目安時間:約 5分

トレードルールをFXで絶対に守らなければいけない理由

トレードルールをFXで絶対に守らなければいけない理由

 

それはなんでだと思いますか?

 

トレードルールを決めたとしても、簡単に破ってしまったことはありませんか?

 

もし何らかのトレードルールを決めたとしても?

 

それを破ってしまうなら、それはトレードルールを決めていないことと同じことです。

 

なので、この記事ではトレードルールをFXで絶対に守らなければいけない理由について説明します。

 

トレードルールをFXで一度でも破ってしまえば?

ジェイク・バーンスタインは、著書「投資の行動心理学」の中で、次のようなことを述べていました。

 

ひとたびルールを破ってしまえば、その他のルールもたやすく破ってしまうことになるでしょう。

 

トレードルールを破らずに取引できる自信はありますか?

「トレードのルールくらい簡単に守れるよ」

 

そのような発言を耳にする機会があります。でも実際に、トレードルールを破らずに取引できる人はどれぐらいいるでしょうか?

 

トレードルール通りにきっちりとトレードを執行できる人のほうがむしろ圧倒的に少ないのです。ほとんどの人が、自分の都合に合わせて、トレードルールを自分よがりにこねくり回しています。

 

少しでもルールが適合しない相場が訪れると、その適合しない相場に合わせてルールをこねくり始めます。そして再び、元々のルールに適合する相場がきた時に、こねくり回してしまった分だけ利益を逃してしまうのです。

 

リーマンショック後に著名なトレーダーが話していたこと

ある著名なトレーダーがリーマンショック後に発言をした言葉は、とても重みのある言葉でした。

 

「リーマンショックのような暴落相場に適合させるルールを作ることは簡単だよ。だけど、そういう相場はほとんど訪れない。だから、今までのルールでしっかり勝てていたんだったら、ルールをこねくり回す必要なんてないとは思わないのかい?」

 

どのようなトレードルールでも、そのルールに合わない相場は必ず訪れます。たとえば僕自身であれば、そのことが腑に落ちて理解できてから、ロジックを分散するようになりました。

 

つまり、ひとつのルールをすべてのトレードに当てはめようとして、ルールをこねくり回すことはやめたということです。

 

ひとつのルールはひとつのルールとして一貫したやり方でトレードを執行する。そのような姿勢を身に付けてから、やっと安定して勝ち続けられるようになりました。

 

トレードルールを一度やれば、それが癖になる

小さなほころびから大きな崩壊が始まるのです。つまり、ルールを少しだけこねくり始めることは、大きな崩壊をも招きかねない行為だということです。

 

もちろん、考え出したルールが勝てないルールであれば? そのルールに固執することはよくありません。なぜなら、勝てないルールを継続しても、FXでお金を増やすことはできないからです。

 

ですから、これだという自分自身のトレードルールを定める。そして、それまでは、試行錯誤を繰り返す必要があります。絵に描いた餅のようなルールになっていないのか? トレードルールを決めても、実際の運用で上手くいかないケースはよくあることです。

 

なので、トレードルールを考えたら、最初はデモトレードでしばらく試してみてください。その段階でうまくいかなければ、改良を重ねていけばよいのです。

 

勝てるルールを考え出すことは簡単なことではありません。ですが、トレードルールがなければ? その時々の気分や感情で取引することになってしまいます。当然ながら、そのような取引では安定した成果を期待することはできません。

 

勝てるトレードルールを身につけること。そしてそのトレードルールを守り続けること。そのことは簡単なことではありませんが、ぜひ挑戦してみてください。