YWCトレードロジック事業部の若尾 裕二です。
ごく稀になのですが、専業トレーダーになりたいという相談を受けることがあります。
専業トレーダーとは、トレードで得る利益で生計を立てているトレーダーのことですが、正直なところ、勧めるのに乗り気になれないことが多いんです。
それは、なぜなのか?
そのことについて記事にしました。
僕自身はFXトレーダーを育成する事業も展開していて、その事業の収益も少なからずあるわけですので、純粋な専業トレーダーとは言えない立場ではあります。
ですが、その事業を展開するために派手な宣伝広告とかはしていませんので、収益の多くをトレードで得る利益から得ています。
FXは、病気やケガをしている人、何らかの理由で外出が困難な人、通常の会社勤めなどが難しい人などにも「生活していくのに十分な額のお金を手にすることができる」という道を開いてくれます。
そして、通常の労働では得られないような大きな金額を稼げるという夢を与えてくれるものです。
もちろんFXでしっかりと長期安定して稼ぎ続けるためには、それ相応の勉強や経験は欠かすことはできないのは言うまでもないことですが、それはどんな仕事でもどのような事でも同じことです。
世間一般的には会社に就職をして、朝から晩まで会社に忠誠を尽くして、額に汗して働いて得た給料で、生活をするのが一般的なことだと言えるでしょう。
トレードの利益で生活をしているなんて、楽をしてお金を稼いでいるわけだし、とんでもないことだと怒り出す人もたまにいます。
でもトレードでは、それなりに精神的にも負荷は必ず掛かるものですので、楽にお金を稼げるということはありません。
そして、そういう風な世間一般的な考え方にこだわっている人ほど、専業トレーダーのような生活を、心の底では羨ましがっているのかもしれません。
僕は誰に聞かれようが、常に堂々と答えています。
「僕の現在の生活基盤は、投資や投機がなければ成り立ちません」...と。
それは収入的な面でももちろんそうですが、精神的な面では特にそうなのです。
でも、残念ながら、誰もが専業トレーダーになれるわけではありません。
なりたくてなれるものなら簡単ですが、プロ野球選手になりたいのになれない人が大半だという事と同じことなんですね。
また、欧米の投資家や投機家と違って、日本では社会的立場がそう高くないという傾向があります。
会社員であれば、会社の信用があるので、たとえば住宅ローンを組んだりすることは難しくありませんが、専業トレーダーであれば審査が極端に厳しくなったりします。
つまり、社会的な信用を得るためには、専業トレーダーとして大きな実績を上げなければいけないのです。
もしあなたがこれからFXの専業トレーダーを目指すのでしたら、堂々とそのことを宣言するようにしてください。
特に家族に内緒でトレードをしていたり、誰にも言わずに取り組んでいる人も多いのがトレードの世界です。
でも、あなたがうしろめたい気持ちを秘めたまま、こそこそとトレードをして稼ぎ続けようなんて考えているのでしたら、FXの専業トレーダーにはまずなれないでしょう。
なぜなら、そういう気持ちを少しでも持っているということが、あなたの心のメンタルブロックとなって、あなたの成長の足を引きずってしまうからです。
覚悟のないところに成果が生まれることはありません。
ですから、FXの専業トレーダーを目指すのであれば、まずは覚悟を決めて取り組むように心を決めることが最初の一歩目だということになります。
やると決めたなら気合を入れて、コツコツと継続して頑張っていくだけです。
誰もが可能性を秘めていますので、やるならとことん本気で挑戦することをお勧めします。
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