
逆張り狙いでじゃんじゃん儲けることはFXでなら可能?
そんなことを考えたことありませんか?
逆張り狙いで儲けることができるのかどうかの結論を言えば、可能性はあると言わざるを得ないでしょう。
なぜなら、逆張り狙いで実際に儲けている人もいるからです。
でも、だからと言って逆張りを勧める気持ちにはなれません。
その理由について、この記事ではお伝えしていきます。
ジェイク・バーンスタインは、著書「バーンスタインのデイトレード実践」の中で、次のようなことを述べていました。
トレンドと戦うよりも、マーケットの流れに同調するほうがずっと簡単である。
上がっているんだから買いを狙う。下がっているんだから売りを狙う。これ、とても当たり前の狙い方だとは思いませんか?
でも、相場に参加している多くの人たちは… これだけ上がっているんだから、そろそろ下げるだろう。これだけ下がっているんだから、そろそろ上げるだろう。そのように考えてしまう人のほうが実は多いのです。
もっと相場でよくある事例は、ずっと上昇してきてレジスタンスラインが近づいてきたからそろそろ売りだな。ずっと下落してきてサポートラインが近づいてきたからそろそろ買いだな。そういうことを言う人が多いのです。
レジスタンスが近づいて売ることも、サポートが近づいて買うことも、どちらもマーケットの流れに反する行為です。
レジスタンスに上昇を抑えられて、その次の2番天井を確認する。サポートに下落が支えられて、その次の2番底を確認する。それからでも遅いなどということは決してありません。
なにもトレンドの出発点、つまりは相場の天底を狙わなくても稼げるトレードは十分に可能なわけです。
常に逆張りを狙う人は、トレンドと戦うことを選択する無謀な挑戦者だと言えるでしょう。ですが、相場の流れに逆らい続けながら、順調に利益を積み上げていくことは極めて難しいことです。
まさに、多勢に無勢の勝負を挑んでいるようなものです。そうではなくて、常にマーケットの流れに同調する。そのことを目指した方が断然に簡単で勝ちやすいのが相場なのです。
普段、どのような仕掛けをしていますか? 流れに同調した仕掛け方をしているのでしょうか? それとも、常に流れに反するような仕掛け方をしているのでしょうか? 負けよりも勝つことのほうが多いですか?
負けることのほうが多い。勝つ時の利益よりも、負ける時の損失のほうが大きい。もしそうなら、それは、ご自身の取り組み方に改善が必要だという合図でしょう。
今までと同じやり方に固執していては、結果だけが好転することはありません。なので、負けている原因が逆張り的な狙い方にあるなら、流れに同調することを試してみてください。